介護職の副業には、収入が上がる、違う職場を経験することで視野が広がる、スキルアップにつながるなどのメリットがあります。しかし、デメリットについても、きちんと把握しておくことが大切です。まず、代表的なデメリットとて挙げられるのが、心身への負担が大きいことです。本業だけでも大変なのに、そこに副業が加わると労働時間が増えますし、その一方で休養する時間が削られます。

疲れても、十分に疲労を回復できない毎日が続くと、心身に不調を来たすリスクが高まるでしょう。特に介護職は、肉体的にも精神的にも負担が大きい仕事です。さらに夜勤がある場合は、生活リズムが不規則になりがちですから、疲れが倍増します。体調管理に十分に気をつけながら、無理のない範囲で働くことが大切です。また、ワークライフバランスが確保しにくいこともデメリットです。労働時間が長くなれば、当然ですがプライベートの時間が減ります。疲れて帰宅したら、あとは寝るだけといった生活では、家族や友人と過ごしたり、趣味を楽しんだりなど、リラックスする時間が減ります。精神的なストレスもたまりやすいので、注意しましょう。

最後に、会社とトラブルになる可能性があることもデメリットでしょう。副業が許可されている場合はトラブルは起こりにくいのですが、副業を禁止している職場では副業がバレてトラブルになることがあります。事前に就業規則を読み、副業が可能かどうかを確認しておきましょう。